【5月第3週】今週のFX相場展望|ドル円・ゴールドの注目ポイント
今週(5月18日〜22日)は、G7財務相・中央銀行総裁会議の開催とNVIDIA決算という2大イベントが相場の方向性を左右します。ドル円は158円台後半の高水準で推移しており、日本の為替介入への警戒感が根強い一方、日本のGDP速報値や日銀委員の発言も注目です。ゴールドは4540ドル台で底堅く、今週の経済指標と地政学リスクの動向が焦点となります。
先週の振り返り(終値ベース)
先週末(5月15日)の主要通貨ペアの終値は以下のとおりです。
ドル円(USDJPY):158.776 円
ゴールド(XAUUSD):4,540.645 ドル
ドル円は一時的な円高圧力にも158円台を維持し、引き続き円安基調が継続。ゴールドは高水準をキープしており、ドル高局面においても底堅さを発揮しています。


今週の重要イベントカレンダー
5月18日(月)
G7財務相・中央銀行総裁会議(パリ、18〜19日開催)
カナダ祝日休場(薄商いに注意)
中国鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資発表(11:00)
米NAHB住宅市場指数(23:00)
5月19日(火)
G7財務相・中央銀行総裁会議(2日目)
日本第1四半期GDP速報値(08:50)
豪RBA議事録公表(10:30)
英雇用統計(15:00)
カナダ消費者物価指数(21:30)
5月20日(水)
英消費者物価指数・生産者物価指数(15:00)
米FOMC議事録公表(4月28〜29日開催分)(27:00)
NVIDIA決算(米株引け後)
5月21日(木)
豪雇用統計(10:30)
日銀小枝審議委員発言
独・欧・英 製造業&非製造業PMI速報値(16:15〜17:30)
米新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀景況指数(21:30)
米製造業・非製造業PMI速報値(22:45)
5月22日(金)
日本全国消費者物価指数(08:30)
英小売売上高(15:00)
独IFO景況指数(17:00)
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(23:00)
ドル円の見通し
ドル円は158.776円と依然として158円台後半で推移しており、約9ヶ月ぶりの円安水準に位置しています。円安の主な背景は、米国の景気回復期待と日米金利差の継続です。
一方、日本政府・日銀による為替介入への警戒感は高まっています。G7財務相・中央銀行総裁会議(18〜19日、パリ)では、為替・関税・財政運営が主要な議題に上る見通しで、口先介入や協調的なコメントが出た場合、急速な円高巻き戻しも想定しておく必要があります。
また、19日(火)に発表される日本の第1四半期GDP速報値が強い数値となった場合、日銀の利上げシナリオが前進し円買い材料になる可能性があります。
今週のドル円は155〜160円のレンジを基本シナリオとしつつ、NVIDIA決算とG7の結果次第で方向感が変わる場面も想定されます。ポジションは軽めに保ち、突発的な介入ショックに備えることが重要です。
ゴールドの見通し
ゴールドは4,540.645ドルで先週を終え、ドル高圧力にも関わらず底堅い動きを続けています。地政学リスクの根強さと、世界的な中央銀行による金の買い増し傾向が価格を下支えしています。
今週の注目材料はFOMC議事録(20日水曜・27:00)とNVIDIA決算です。FOMC議事録が利下げに慎重なトーンであれば米ドルが強含み、ゴールドの上値が重くなる可能性があります。逆に、NVIDIA決算が期待外れとなりリスクオフ局面に移行すれば、安全資産としてのゴールドに資金が流入するシナリオも考えられます。
ゴールドは4,400〜4,600ドルのレンジで推移しつつ、主要経済指標の結果によって方向感が定まる週になりそうです。
まとめ
今週は「G7財務相会議」と「NVIDIA決算」という2つのビッグイベントが相場を動かす主要ドライバーとなります。ドル円は介入警戒で上値が重く、ゴールドはドル高に抗いながらも底堅さを維持しています。
日本GDP速報値・英CPIなど各国の経済指標も複数発表されるため、全体的にボラティリティが高まりやすい週です。無理なポジション保有を避け、イベント前後のリスク管理を徹底することが求められます。


