【5月第1週】今週のFX相場展望|ドル円・ゴールドの注目ポイント
ゴールデンウィーク真っ只中の5月第1週が始まります。東京市場は4日・5日・6日と3日間休場が続くため、流動性の低い薄商い相場が予想されます。最大の注目イベントは週末金曜日の米雇用統計で、これがFRBの利下げ時期を大きく左右し、ドル円・ゴールドの方向性を決定づける1週間となりそうです。
先週の振り返り
先週金曜日(5月1日)の終値は、ドル円(USD/JPY)が157.09円、ゴールド(XAU/USD)が4,613.84ドルでした。4月29日のFOMCでは政策金利が据え置かれ、4月30日には日本当局が為替介入を実施したとされています。FRBの利下げ時期への不透明感と介入への警戒感が交錯する中、ドル円は157円台での推移が続いています。ゴールドはイラン情勢によるリスクオフ地合いを背景に高値圏を維持しました。


今週の重要イベントカレンダー
5月4日(月)
日本・中国・英国 休場
米製造業受注指数発表(23:00)
ウィリアムズNY連銀総裁発言(深夜)
パランティア・ピンタレスト等決算発表
5月5日(火)
日本・中国 休場
豪RBA政策金利・声明発表・ブロック総裁記者会見
米ISM非製造業景況指数発表(23:00)
米JOLTS求人・新築住宅販売件数発表
ショッピファイ・ペイパル・AMD等決算発表
5月6日(水)
日本 休場
米ADP雇用統計発表(21:15)
ディズニー・ノボノルディスク・クラフトハインツ・ARM・スナップ等決算発表
5月7日(木)
BOJ議事要旨公表(3月18・19日開催分)
米新規失業保険申請件数発表(21:30)
マクドナルド・コインベース等決算発表
ハマック・クリーブランド連銀総裁発言
5月8日(金)
米雇用統計発表(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給)(21:30)
米ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】発表(23:00)
カナダ雇用統計発表(21:30)
ドル円(USD/JPY)の見通し
先週末に157.09円で引けたドル円は、今週もこの水準を中心とした動きが予想されます。最大の注目点は4月30日に実施された為替介入の影響と今後の再介入リスクです。当局は「無期限・条件なし」で介入を辞さない姿勢を示しており、158円台に乗せる動きが出れば再び介入が発動されかねません。
GW中の4日から6日は東京市場が休場となるため、参加者が少なく流動性の低い薄商い相場が続きます。こうした環境では急騰・急落が起きやすく、ストップ狩りにも注意が必要です。
週末8日の米雇用統計が今週の最重要イベントです。強い数字が出ればFRBの利下げ観測が後退してドル買いが強まる一方、弱い結果なら利下げ期待が高まってドルが売られる展開が見込まれます。非農業部門雇用者数と平均時給に特に注目が集まります。
来週(5月11日週)にはウォーシュ次期FRB議長候補の指名承認採決が行われる可能性があり、この点も中長期的なドル方向性に影響を与えそうです。
ゴールド(XAU/USD)の見通し
ゴールドは先週末に4,613.84ドルで引け、4,600ドル台をキープしています。イラン情勢をめぐるリスクオフの地合いは継続しており、有事の金買いの需要が下値を支えている状況です。インドの中央銀行が金準備を外貨準備の16.7%まで積み上げたとの報道もあり、各国中銀の金買いという構造的な需要も引き続き意識されます。
今週の方向性を決めるのは週末の米雇用統計です。強い雇用データは実質金利の上昇を通じてゴールドの売り圧力になりやすく、逆に弱い結果なら利下げ観測が高まり買いが集まる展開が期待されます。イラン情勢が悪化するようであれば、リスク回避の買いが追加の上昇要因となる可能性があります。
まとめ
今週のFX相場は、GW中の薄商いと週末の米雇用統計という2つの要素が中心テーマです。東京市場が水曜日まで休場となるため前半は値動きが荒れやすく、ドル円は157〜158円のレンジを意識しながらも介入リスクには常に備えておく必要があります。ゴールドは地政学リスクを背景に高値圏の底堅さが続く見通しです。週末8日の米雇用統計が今週の最終的な方向性を決める「答え合わせ」の場となります。ポジション管理には十分ご注意ください。


