【05/03】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向
5月3日(日曜日・憲法記念日)も仮想通貨市場の強気ムードは衰えません。ビットコインは78,795ドル(+0.96%)と連日上昇し、79,000ドルまで200ドル足らずの位置に達しています。特筆すべきはXRPで、昨日「1.40ドルのレジスタンスが上値を抑えている」と指摘していましたが、今日はついてにこれを突破し1.40ドルで確定しています。イーサリアムも2,322ドル(+1.41%)と全コイン揃っての上昇です。台湾では議員がビットコインを6,020億ドルの外貨準備に組み入れるよう政府に提言しており、「国家戦略資産としてのBTC」という議論が台湾にも波及しています。一方でCryptoQuantは4月の上昇が投機的な先物主導だったとして調整リスクを改めて警告しており、楽観論と懸念論が混在する週末です。

ビットコイン(BTC)の動向
78,795ドル・+0.96%——79,000ドル目前、「100K奪還に新ナラティブ不要」
ビットコインは24時間で0.96%上昇し、78,795ドルに達しました。時価総額は1.578兆ドル、取引量は188億ドルと週末としては健全な水準を維持しています。昨日の78,052ドルからさらに743ドル水準が切り上がり、心理的節目の79,000ドルに迫っています。
コインテレグラフのアナリストは「ビットコインは100,000ドルを奪還するために新しいナラティブを必要としない」と指摘し、現在の価格水準でのオンチェーン構造の健全性を根拠に挙げています。ただしCryptoQuantは「4月の上昇の大部分は先物による投機的な需要に牽引されており、スポット現物の需要は依然弱い」として調整リスクを警告しており、短期的な変動には注意が必要です。
台湾がビットコイン「国家戦略資産」化を提言——外貨準備6,020億ドルの一部組み入れを要請
台湾の議員がビットコイン政策研究所(BPI)の報告書を行政院長らに提出し、6,020億ドルに上る外貨準備の一部をビットコインへ割り当てるよう検討を要請しました。中国との地政学的緊張が高まる中、デジタル資産の戦略的活用を安全保障上の備えと位置づける議論が始まっています。米国のBTC戦略備蓄、チェコ共和国の外貨準備多様化に続く動きであり、国家レベルのBTC保有議論がアジアにも広がってきた点が注目されます。
イーサリアム(ETH)の動向
2,322ドル・+1.41%——全コイン中最大の上昇率も財団の売却は継続
イーサリアムは24時間で1.41%と主要コインの中で最も大きな上昇を見せ、2,322.41ドルとなりました。昨日の2,297ドルから25ドル水準が切り上がり、2,300ドル台を明確に定着させています。
イーサリアム財団のOTC売却については、コインテレグラフが「3回目のOTC取引」としてBitMineへの1万ETH売却を改めて報告しています。累計売却額は約4,700万ドルに達しており、財団の売却ペースへの懸念は続いています。ただし、ETH価格は売却圧力にもかかわらず本日+1.41%と市場全体の強気を反映した上昇を見せており、BitMine側の積み増しが売り圧力を吸収しているとみられます。
注目アルトコイン
XRP:1.40ドルの壁を突破——2年ぶり高センチメントが価格を牽引
XRPは24時間で1.01%上昇し、1.40ドルに達しました。昨日「1.40ドルのレジスタンスが上値を抑えている」と指摘していましたが、今日はついにこの節目を突破しています。楽天ウォレットとの統合発表を受けたセンチメントの高まりが実際の価格上昇につながった形です。1.40ドル定着の可否が今後の焦点となります。
ビットコインマイニング株、2026年に最大85%上昇——BTCを大幅アウトパフォーム
2026年に入ってからの主要ビットコインマイニング株の上昇率が最大85%に達し、BTC本体のパフォーマンスを大きく上回っていることが報告されました。マイニング事業のAIデータセンターへの転換(RiotのAI事業が収益の20%に拡大)と、ビットコイン価格の緩やかな回復期待が株価を押し上げています。BTCに投資するよりもマイニング株のほうがレバレッジ効果が高いという市場の評価が定着しつつあります。
規制・業界ニュース
BlackRock、GENIUS法案のトークン化準備資産上限20%に反対——「BUIDL制限につながる」
世界最大の資産運用会社BlackRockが、GENIUS法案(ステーブルコイン規制法案)に含まれる可能性があるトークン化準備資産の上限20%規定に反対するコメントレターをOCC(通貨監督庁)に提出しました。BlackRockが運用する「BUIDL」(オンチェーン資産ファンド)のような商品が制限される懸念を指摘しており、機関投資家がオンチェーン金融商品の規制に積極的に関与している姿勢が示されました。
Kraken親会社ペイワード、Bitnomialを買収——CFTC規制下の米国デリバティブ市場に参入
Krakenの親会社ペイワードがBitnomialの買収を完了しました。Bitnomialは取引・清算・ブローカレッジを網羅するCFTC(商品先物取引委員会)監督下の完全なデリバティブ免許スタックを保有しており、この買収によりKrakenは米国の規制された仮想通貨デリバティブ市場への本格参入を果たします。現物に次いでデリバティブ市場の整備が進む米国仮想通貨業界の成熟化を示す重要な動きです。
イランの仮想通貨取引所Nobitex、制裁対象エンティティの数億ドル規模の取引を仲介か——Reutersが調査報道
Reutersの調査報道によると、イランの大手仮想通貨取引所Nobitexが、イランの制裁対象国家機関に関連する数億ドル規模の取引を2018年以来仲介してきた可能性があることが明らかになりました。さらにNobitexはイランのエリート政治家一族の息子たちによって設立されたことも判明しています。米財務省がイラン関連の仮想通貨資産押収を強化する中、制裁執行と仮想通貨の関係が改めて注目されています。
まとめ・今後の注目ポイント
本日の仮想通貨市場はBTC・ETH・XRP・SOL・BNBが揃って上昇し、特にXRPが昨日まで阻んでいた1.40ドルの壁を突破したことが最大の注目点です。台湾でBTCの国家戦略資産化の議論が始まったこともBTCにとって中長期的な追い風です。一方でCryptoQuantの「スポット需要弱く調整リスクあり」の警告は引き続き留意が必要です。
今後の注目点は、①XRPが1.40ドルを週足で定着させ上値追いに転じられるか、②BTCが79,000ドル〜80,000ドルの節目を突破できるか(来週のNFPが鍵)、③台湾政府がBTC外貨準備組み入れの検討を正式に開始するか、④BlackRockの反対でGENIUS法案のトークン化上限規定がどう修正されるか、⑤Nobitex疑惑を受けた米国の制裁・仮想通貨規制強化の動向——の5点です。

