【6月第1週】今週のFX相場展望|ドル円・ゴールドの注目ポイント
2026年6月第1週(6月1日〜6月5日)は、週末の米雇用統計を最大の焦点に、国内外の要人発言や景況感指標が相次ぐ重要な週となります。先週終値はドル円が159.271円、ゴールドが4,540.53ドルと、ともに高値圏での引けとなりました。再来週に控える日銀・FRBの金融政策決定会合に向けた前哨戦として、今週の指標がどう出るかが相場の方向性を大きく左右します。
先週の振り返り
先週末(5月29日)の終値は、ドル円が159.271円、ゴールドが4,540.53ドルとなりました。ドル円は根強い円安基調を維持しており、160円を意識した水準での推移が続いています。ゴールドは4,500ドルを超えた高値圏での底堅い動きが続いており、地政学リスクや米金利の先行き不透明感が支援材料となっています。


今週の重要イベントカレンダー
6月1日(月)
6月の月初め最初の営業日。ニュージーランドは祝日で休場。ポジション調整の動きに注意が必要です。パウエルFRB理事が授賞式でスピーチを行うほか、夜には米製造業PMI改定値・ISM製造業景況指数・建設支出の発表があります。
6月2日(火)
ユーロ圏消費者物価指数速報値(夜)・英ベイリーBOE総裁発言・米JOLTS求人(深夜)・米FRB高官(カシュカリ・ハマック)の発言が予定されています。
6月3日(水)
植田日銀総裁の発言(夕方)・豪第1四半期GDP・米ADP雇用統計(夜)・米ISM非製造業景況指数・地区連銀経済報告(ベージュブック)(深夜)。植田総裁の発言次第では円相場が大きく動く可能性があります。
6月4日(木)
要人発言ラッシュ。ラガルドECB総裁・ブロックRBA総裁・ベイリーBOE総裁がそれぞれ発言予定。米新規失業保険申請件数・第1四半期非農業部門労働生産性改定値も注目です。
6月5日(金)
今週最大の山場、米雇用統計の発表(夜)。非農業部門雇用者数・失業率・平均時給を注視。カナダ雇用統計も同時発表されます。英ベイリーBOE総裁の発言(深夜)も予定されています。
ドル円の見通し
ドル円は先週末に159.271円で引けており、引き続き円安基調が維持されています。今週は金曜日の米雇用統計が最大の焦点で、雇用の強さが確認されれば160円台への上昇が視野に入ります。一方、水曜日の植田日銀総裁発言でタカ派的なトーンが出た場合には、短期的な円高圧力が加わる可能性があります。また、6月月初めによるポジション調整や日本当局による為替介入への思惑も引き続き意識される水準です。週前半は方向感が出にくく、様子見ムードが続きやすいと見ています。
ゴールドの見通し
ゴールドは4,540.53ドルと高値圏での引けとなりました。地政学リスクや米金利政策の不確実性を背景に底堅い推移が続いています。ただし、高値圏での利益確定売りが入りやすい水準でもあり、特に週後半の雇用統計を前後して上下に振れやすい展開が予想されます。雇用統計が強い数字であれば利上げ継続観測によるドル高・金売りの流れが生じる可能性があります。4,500ドルが当面のサポートラインとして注目されます。
まとめ
今週は週半ばの植田日銀総裁発言と週末の米雇用統計という2つの山場がある週です。いずれも相場を大きく動かす可能性があるため、ポジション管理に注意して臨むことが重要です。再来週に控える日銀・FRB両会合への思惑が高まる中、今週の指標結果が相場の方向性を大きく左右します。週前半は様子見スタンスを維持しつつ、水曜・金曜のイベントに向けてしっかりと備えていきましょう。

