【4月最終週】今週のFX相場展望|ドル円・ゴールドの注目ポイント
今週(4月27日〜5月1日)は、FOMC・日銀・BOE・ECBという主要4中銀の金融政策発表が集中する、2026年随一の「超ビッグウィーク」です。さらにマイクロソフト・Amazon・Meta・Alphabet・Appleのビッグテック決算が重なり、為替・株式ともに大きな値動きが生じやすい1週間となります。先週末のドル円は159.35円、ゴールドは4,709.75ドルとそれぞれFOMC前の様子見水準を維持しています。ゴールデンウィーク突入による流動性低下も重なり、局面ごとのリスク管理が例年以上に求められる週です。
先週の振り返り
先週末(4月24日)のクローズ時点での主要レートは以下のとおりです。
ドル円(USD/JPY):159.35円
ゴールド(XAU/USD):4,709.75ドル
ドル円は関税交渉や地政学リスクを横目に見ながら、158〜160円のレンジ内での推移が続きました。ゴールドは史上最高値圏を維持しており、安全資産需要の根強さを示しています。


今週の重要イベントカレンダー
4月27日(月)
ニュージーランド・オーストラリア休場
ダラス連銀製造業活動指数(23:30)
週明けとしては指標小粒。様子見スタート。
4月28日(火)
日銀金融政策発表(正午前後)
日銀経済・物価情勢の展望(展望レポート)公表
植田日銀総裁記者会見(15:30)
米S&P/ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米消費者信頼感指数(23:00)
米リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
UPS・コカコーラ・GM・VISA・Spotify決算
4月29日(水)
日本祝日休場
豪第1四半期消費者物価指数(10:30)
独消費者物価指数・速報値(21:00)
BOC(カナダ)政策金利発表(22:45)
マックレムBOC総裁記者会見(23:30)
米耐久財受注(21:30)
FOMC政策金利発表(27:00)
パウエルFRB議長記者会見(27:30)
マイクロソフト・Amazon・Meta・Alphabet決算(米株引け後)
4月30日(木)
4月月末(最終営業日)
欧消費者物価指数・速報値(18:00)
BOE政策金利発表・四半期金融政策報告(20:00)
ベイリーBOE総裁発言(20:30)
ECB政策金利発表(21:15)
ラガルドECB総裁記者会見(21:45)
米新規失業保険申請件数(21:30)
米PCEデフレーター・コアPCE(21:30)
米第1四半期GDP速報値(21:30)
米第1四半期雇用コスト指数(21:30)
Apple決算(米株引け後)
5月1日(金)
5月月初め(最初の営業日)
香港・中国・スイス・欧州主要国が祝日休場
東京都区部消費者物価指数(8:30)
米製造業PMI改定値(22:45)
米ISM製造業景況指数(23:00)
シェブロン・エクソンモービル決算
ドル円の見通し
ドル円の最大のテーマは、4月29日(水)のFOMCです。市場の大勢は今回会合での利下げ見送りを織り込んでいますが、焦点はパウエルFRB議長の記者会見における「利下げ開始時期への示唆」と「関税・インフレへの認識」です。タカ派トーンが維持されれば円安方向、インフレ鈍化への言及が出れば円高(ドル売り)に振れる可能性があります。
4月28日(火)には日銀の金融政策決定会合と展望レポートが公表されます。政策金利の据え置きが大勢の見方ですが、植田総裁の記者会見でのトーンによっては円が動意づく場面も想定されます。
一方、160円手前はこれまでも為替介入が警戒されてきた水準であり、上値は重い展開が続く可能性が高いとみられています。ゴールデンウィーク中の薄商いでスプレッドが拡大しやすい点にも注意が必要です。
ゴールドの見通し
ゴールドは4,700ドル台を維持したまま週明けを迎えており、史上最高値圏での推移が続いています。今週の焦点はFOMC後の実質金利の方向性です。パウエル議長が利下げを急がない姿勢を明確にした場合、実質金利の上昇圧力からゴールドに調整が入る可能性があります。一方、地政学リスクや景気減速懸念が根強い間は安全資産需要が下値を支えるとみられています。
また、4月30日(木)に発表される米PCEデフレーターと第1四半期GDP速報値はゴールドにとっても重要な数値です。PCEが予想比で強ければ利下げ期待の後退からゴールド売り圧力、弱ければ逆に押し上げ要因となります。
まとめ
今週はFOMC・日銀・BOE・ECBの4中銀が集中するうえ、ビッグテック5社の決算が重なる年間最高レベルのリスクウィークです。特に4月29日(水)はFOMC発表が日本時間深夜(27:00)に行われ、その前後でマイクロソフト・Amazon・Meta・Alphabetの決算も控えています。さらに同日は日本が祝日で流動性が薄く、予想外の値動きには特に注意が必要です。
ゴールデンウィーク入りによる国内勢の不在も重なり、相場全体として荒れやすい展開が予想されます。各イベントの結果を確認しながら、無理のないポジション管理を心がけましょう。

