【10/05】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向
10月5日の仮想通貨市場は、ビットコインが86,443ドルとなり、24時間で1.93%上昇しました。
前日に意識されていた85,000ドルの節目を上回り、短期の地合いは一段と改善しています。
イーサリアムも2,725ドル台へ上昇し、主要アルトコインにも買いが広がりました。
ニュース面では、ビットコイン現物出来高の回復、長期保有者の強さ、日本の制裁対応、エルサルバドルのビットコイン政策見直し、デジタルルーブルの実用化が焦点です。

ビットコイン(BTC)の動向
86,443ドル台、24時間で1.93%上昇
ビットコインは86,443ドルとなり、24時間で1.93%上昇しました。前日は85,000ドル近辺の攻防が焦点でしたが、本日はその水準を明確に上回り、短期的には買い優勢の流れが強まっています。
次の注目水準は87,000ドル台から90,000ドルです。85,000ドルを維持したまま高値を切り上げられれば、9万ドル方向への期待が高まりやすくなります。一方で、短期RSIには過熱感も出やすいため、急伸後の押し目や利益確定には注意が必要です。
現物出来高が約3年ぶり低水準から回復
ビットコインの現物出来高は、7月に約3年ぶりの低水準をつけた後、9月にかけて緩やかに回復しています。主要取引所では現物売買が増え、バイナンスでは9月の出来高が500億ドル超、クラーケンでも前月比で大きく増加しました。
価格上昇だけでなく現物出来高が戻ることは、相場の持続力を見るうえで重要です。デリバティブ主導の短期的な上昇よりも、現物需要を伴う上昇の方が崩れにくい傾向があります。今後は、85,000ドル台以上で出来高が維持されるかがポイントになります。
長期保有者は弱気相場でも含み益を維持
ビットコインの長期保有者は、今サイクルを通じて含み益を維持しているとされています。長期保有者の損益状況を示す指標は、サイクル安値でも1を上回り、再び上向き始めています。
これは、過去の弱気相場と比べて長期保有者のコスト基盤が強く、投げ売り圧力が限定的だったことを示します。短期的な値動きは荒くても、長期資金が市場から大きく抜けていない点は、ビットコインの中期トレンドを支える材料です。
イーサリアム(ETH)の動向
2,725ドル台、24時間で1.41%上昇
イーサリアムは2,725.14ドルとなり、24時間で1.41%上昇しました。前日に意識されていた2,700ドルを回復し、ビットコインに続いて地合いが改善しています。
短期の注目水準は2,700ドルの維持です。この水準を下回らずに推移できれば、2,800ドル方向への戻りを試しやすくなります。一方で、2,700ドルを再び割り込む場合は、前回と同じく2,650ドル台への調整を警戒したい局面です。
オンチェーン金融と実需の接続が引き続きテーマ
イーサリアム周辺では、トークン化資産、ステーブルコイン、DeFi基盤、決済インフラなど、金融実務との接続が引き続き重要テーマです。前日までに目立った中央銀行マネーのオンチェーン化やDeFi基盤整備の流れは、短期材料というより中長期の需要を支える構造変化として見ておきたいところです。
ただし、イーサリアム関連のL2やDeFiでは、収益性や運営継続性への選別も進んでいます。価格が上向く局面でも、すべてのプロジェクトが同じように評価されるわけではありません。利用実績、手数料収入、セキュリティ、規制対応力がより重視される流れです。
注目アルトコイン
XRP・DOGEが相対的に強く、主要アルトも上昇
SOLは121.46ドルで24時間1.48%上昇しました。XRPは1.52ドルで2.19%上昇、BNBは795.06ドルで1.01%上昇、DOGEは0.10ドルで3.15%上昇しています。
主要アルトコインは全体的に買い戻され、特にXRPとDOGEの上昇率が目立ちます。ビットコインが85,000ドルを上回ったことで、短期資金がアルトコインにも広がり始めた形です。ただし、まだ全面的な強気相場というより、ビットコイン主導のリスクオンに追随している段階と見られます。
AI政策人事とXRPコミュニティの反応
米国では、過去に暗号資産関連の訴訟に関わった人物がAI政策を率いる新組織のトップに起用される見通しとなり、一部の暗号資産コミュニティで反発が出ています。特にXRP関連の投資家にとっては、過去の規制対応を想起させる材料です。
直接的な価格材料としては限定的ですが、暗号資産とAI政策、証券規制を担ってきた人材の動きが交差している点は注目です。今後の規制方針やテック政策が、デジタル資産市場にも間接的に影響する可能性があります。
規制・業界ニュース
日本がGarantexをロシア制裁リストへ追加
日本は、ロシア関連の制裁対応として暗号資産取引所Garantexを制裁リストに追加しました。同取引所は、過去にも複数の国・地域で制裁対象となっており、ロシア関連の資金移動に関与した疑いが問題視されています。
暗号資産市場では、制裁回避や不正資金移動に対する監視が一段と強まっています。取引所やウォレット事業者にとっては、オンチェーン分析、本人確認、制裁リスト対応がますます重要になります。投資家にとっても、利用するサービスの規制対応力を確認する必要があります。
エルサルバドル、IMF融資とビットコイン政策の見直し
エルサルバドルは、IMFから1億3,800万ドルの資金を受け取りました。今後は、国家としてのビットコイン関与を縮小し、暗号資産規制とガバナンスを強化する方向です。
ビットコインを国家戦略として掲げた国でも、国際金融機関との関係や財政運営の中で政策のバランスを取る必要があります。これは、ビットコインの採用が単純な推進一辺倒ではなく、規制、財政、国際信用とセットで進むことを示す材料です。
ロシアでデジタルルーブルによる給与支払い
ロシアでは、財務省がデジタルルーブルを使った給与支払いを初めて実施しました。中央銀行と財務省が、予算プロセスへのデジタルルーブル導入を進めているとされています。
これは暗号資産そのものではありませんが、デジタル通貨が実務の支払いに入り始めている点で重要です。各国の中央銀行デジタル通貨やトークン化決済が進むほど、民間のステーブルコインやブロックチェーン決済とのすみ分けが市場テーマになっていきます。
まとめ・今後の注目ポイント
10月5日の仮想通貨市場は、ビットコインが86,443ドル台、イーサリアムが2,725ドル台へ上昇し、主要アルトコインにも買いが広がりました。前日まで焦点だった85,000ドルの節目をビットコインが上回ったことで、短期の地合いは改善しています。
今後の注目点は、ビットコインが85,000ドルをサポートとして維持できるか、現物出来高の回復が続くか、そして9万ドル方向への上昇に十分な買いが続くかです。イーサリアムは2,700ドル台を維持できるかが短期の分岐点になります。
規制・業界面では、日本のGarantex制裁、エルサルバドルの政策見直し、デジタルルーブル給与支払いなど、国家レベルでの暗号資産・デジタル通貨対応が目立ちました。価格の上昇だけでなく、制度対応と実需の広がりをあわせて確認したい一日です。


