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【07/29】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向

【07/29】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向

7月29日(水)の仮想通貨市場は、ビットコインが63,617ドルで小幅安となる一方、イーサリアムは1,908ドルで小幅高となり、主要銘柄の中でも強弱が分かれる展開です。

ビットコインはアジア株や半導体株の急落が米国市場にも波及したことで、63,000ドル近辺まで下押しする場面がありました。需要面では現物と先物を合わせた需給が弱いとの指摘もあり、上値追いには慎重さが残ります。

一方、イーサリアムとソラナには、米大手運用会社による新たな上場投資商品の提供開始という制度化材料が出ています。相場全体はまだ一方向に強いとは言いにくいものの、機関投資家向け商品、ステーブルコイン、規制整備、セキュリティの話題が引き続き市場の焦点です。

本日のキーワードは「小幅調整のBTCと制度化が進むETH・SOL」です。

本日のマーケットサマリー

ビットコイン(BTC)の動向

BTC: 63,617ドル | 24時間変動: -0.30% | 63,000ドル台で方向感を探る展開

ビットコインは63,617ドルとなり、24時間でマイナス0.30%でした。時価総額は約1.28兆ドル、24時間出来高は約238.1億ドルです。

前日の下落後も大きく崩れてはいないものの、65,000ドル台へ戻す勢いは限定的です。短期的には63,000ドル台を維持できるかが焦点で、ここを守れるなら下値固め、割り込むなら62,000ドル台への調整が意識されやすくなります。

相場の重しになっているのは、暗号資産単体の悪材料だけではありません。アジアの半導体株を中心とした株式市場の急落が米国市場にも広がり、リスク資産全体への警戒感が強まりました。ビットコインは独自材料が少ない日ほど、株式市場や金利、ドルの動きに影響されやすくなります。

また、現物と先物を合わせた需要が約12.7万BTC分の不足になっているとの分析も出ています。これは、短期の買い需要が十分に強くないことを示す材料です。上昇再開には、ETFフロー、現物買い、デリバティブ市場のポジション改善がそろう必要があります。

上場企業のBTC保有は継続、ただし相場下支えには時間差

米上場企業のハイパースケール・データは、ビットコイン保有量が1,106BTCに達したと発表しました。直近8日間で15BTCを追加購入しており、企業によるBTC積み増しの流れは続いています。

企業のビットコイン保有は中長期では需給面の支援材料になります。ただし、短期相場では株式市場のリスクオフや先物主導の売りに押される場面もあります。保有企業の買い増しだけで即座に価格が反転するとは限りません。

投資家としては、BTCを保有する企業がどれだけ継続的に買えるのか、財務余力があるのか、借入や株式発行に頼りすぎていないかを確認したいところです。ビットコインそのものだけでなく、関連株の評価も選別されやすい局面です。

ビットコインの仕様変更をめぐる議論にも注目

ビットコインをめぐっては、プロトコルの変更や拡張に関する議論も続いています。ビットコインの基盤コードを一種の憲法のように捉え、安易な変更を警戒する考え方は、保守的なBTC支持者の間で根強いものです。

ビットコインは、価格だけでなく、変更しにくい設計そのものが価値の一部と見られています。新機能や拡張性を求める声がある一方で、セキュリティ、予測可能性、分散性を優先する姿勢も重要です。

短期トレードでは価格水準が中心になりますが、中長期投資では、ネットワークの設計思想や開発コミュニティの合意形成も見ておきたいポイントです。

イーサリアム(ETH)の動向

ETH: 1,908ドル | 24時間変動: +0.86% | 1,900ドル台を回復

イーサリアムは1,908ドルとなり、24時間でプラス0.86%でした。時価総額は約2,301億ドル、24時間出来高は約100.4億ドルです。

前日は1,900ドルを下回っていましたが、本日は再び1,900ドル台に乗せました。ビットコインが小幅安にとどまる中でETHがプラスを維持しているため、相対的には底堅い値動きです。

背景には、イーサリアムをめぐる機関投資家向け商品の拡充があります。米大手運用会社がイーサリアムとソラナを対象とした上場投資商品を新たに提供し、手数料は0.14%と低水準に設定されました。ステーキング報酬も含む設計で、単なる価格追随商品にとどまらない点が注目されます。

ETHにとっては、現物価格だけでなく、ステーキング、L2、RWA、機関投資家向け商品が評価軸になっています。1,900ドル台を維持し、2,000ドル方向へ再び試せるかが短期の焦点です。

LidoのアップグレードとEthereum L2の減速感

イーサリアム関連では、リキッドステーキングのLidoが主要インフラのアップグレードを開始しました。ETHのバリデータ数を約3分の1削減できる内容が含まれており、ネットワーク運用の効率化につながる可能性があります。

一方で、Ethereum L2エコシステムでは、TVLが約50億ドルまで低下し、2023年以来の水準に戻ったとの指摘もあります。L2は手数料低下や処理性能の改善で重要な役割を担ってきましたが、流動性が分散しすぎると、各チェーンの活動や収益性が見えにくくなります。

ETHを見るうえでは、Lidoのような基盤改善と、L2全体の資金流出・活動低下を分けて考える必要があります。ステーキング基盤が強くなっても、アプリケーション層の利用が弱ければ、価格への波及は限定的です。

注目アルトコイン

SOL 73.25ドル、XRP 1.06ドル、BNB 568.66ドル、DOGE 0.07ドル

主要アルトコインはまちまちでした。SOLは73.25ドルでマイナス1.33%、XRPは1.06ドルでマイナス0.49%、BNBは568.66ドルでプラス0.26%、DOGEは0.07ドルでマイナス0.56%です。

SOLは小幅安でしたが、イーサリアムと同じく新たな上場投資商品の対象となった点は材料です。ステーキング報酬を含む商品設計であれば、Solanaを単なる高ボラティリティ銘柄ではなく、利回りを伴うネットワーク資産として見直す動きにつながる可能性があります。

ただし、SOLは価格面ではまだ弱含みです。ETFやETP関連のニュースがあっても、実際の資金流入が確認されるまでは、短期筋の売買に振らされやすい状態が続きます。

ZcashがIronwoodを実装、プライバシー系銘柄に技術更新

Zcashは「Ironwood」をメインネットで稼働させ、脆弱性が見つかった旧Orchardプールを出金限定に制限しました。新しいシールドプールへの移行により、供給の健全性をより確かめやすくする狙いがあります。

プライバシー系銘柄は、規制面のハードルが高い一方で、暗号技術そのものの重要性は高まり続けています。今回のような脆弱性対応と新プール移行は、短期の価格材料というより、ネットワークの信頼性を維持するための基礎作業です。

投資家としては、アップグレードの有無だけでなく、実際にユーザーや取引所、ウォレットがどの程度スムーズに移行できるかを見たいところです。

Robinhood Chainは預入増加も利用者・出来高に陰り

Robinhood Chainでは、預入額が増える一方で、取引量やユーザー数が減少しているとの分析が出ています。ローンチ直後のミームコイン需要で注目されましたが、熱狂が一巡した後の継続利用が課題です。

新チェーンや新L2は、初期キャンペーンや話題性で短期的に資金を集めやすい反面、継続的なアプリ、手数料収益、ユーザー定着がなければ評価は続きません。アルトコイン市場では、初動の強さよりも、数週間後、数カ月後に利用が残っているかが重要です。

規制・業界ニュース

CLARITY法の採決は来週以降へ、制度整備は一歩足踏み

米国の仮想通貨市場構造法案であるCLARITY法は、今週中の採決が難しくなり、来週以降の討議開始に焦点が移っています。ロシア制裁法案の審議が優先される見通しで、暗号資産規制の進展はいったん先送りです。

一方で、大手金融機関からは同法案への支持も広がっています。市場構造を明確にし、証券と商品、取引所、カストディ、発行体の責任を整理することは、機関投資家が参入しやすい環境づくりにつながります。

短期的には失望材料になりやすいものの、議論が止まったわけではありません。投資家としては、採決のタイミングだけでなく、法案の中身がどの程度実務に使いやすい形になるかを見極める必要があります。

Visaがステーブルコイン戦略を説明、決済インフラ化が進む

Visaは決算説明の中で、ステーブルコイン関連の取り組みを説明しました。OpenUSD、トークン化預金、AIを活用した商取引など、ステーブルコインを決済インフラの一部として扱う姿勢が鮮明です。

ステーブルコインは、暗号資産市場内の取引用ドルにとどまらず、国際送金、企業間決済、加盟店決済、AIエージェントによる支払いなどへ用途が広がっています。大手決済企業がこの領域に投資することで、暗号資産と既存金融の境界はさらに薄くなります。

投資テーマとしては、発行体だけでなく、決済ネットワーク、ウォレット、KYC、トークン化預金、規制対応まで含めたエコシステム全体を見ることが重要です。

暗号資産ハッキング被害が上半期に10億ドル超え

2026年上半期の暗号資産ハッキング被害は過去最高水準となり、損失額が10億ドルを超えたとの分析が出ています。特にEthereumとSolana関連プロジェクトの被害額が大きく、DeFiやウォレット、スマートコントラクトのリスクが改めて意識されています。

相場が上がる局面では新規ユーザーや資金が増えますが、その分だけ攻撃者にとっても狙いやすい市場になります。利回りや新規プロジェクトの話題性だけで判断せず、監査、バグバウンティ、運営実績、権限管理、保険や補償方針を確認することが欠かせません。

個人投資家も、取引所とセルフカストディの使い分け、ハードウェアウォレット、二段階認証、フィッシング対策を見直したいタイミングです。資産を増やす前に、守る仕組みを整えることが重要です。

ミャンマーで暗号資産詐欺対策法案、罰則強化へ

ミャンマーでは、オンライン詐欺や暗号資産詐欺に対する法案が可決されました。草案では、詐欺センターの運営や関連犯罪に対して重い刑罰が盛り込まれており、暗号資産を悪用した犯罪への取り締まりが強まっています。

暗号資産の制度化が進むほど、詐欺、資金洗浄、制裁回避への対策も厳しくなります。これは市場にとって短期的には規制強化に見えますが、長期的には健全な利用者や機関投資家にとって必要な土台です。

まとめ・今後の注目ポイント

7月29日の仮想通貨市場は、BTCが63,617ドルでマイナス0.30%、ETHが1,908ドルでプラス0.86%となり、ビットコインは上値の重さが残る一方、イーサリアムは1,900ドル台を回復しました。

短期の焦点は、BTCが63,000ドル台を維持できるか、ETHが1,900ドル台を定着させられるかです。株式市場のリスクオフが続く場合、暗号資産にも再び売り圧力が出やすくなります。

一方で、Morgan StanleyのETH・SOL ETP、Visaのステーブルコイン戦略、ZcashのIronwood、CLARITY法をめぐる議論など、制度化とインフラ改善の材料は続いています。価格だけを見ると方向感はまだ弱いものの、業界の構造変化は進んでいます。

本日は、BTCの需給不足とリスク資産全体の調整を警戒しつつ、ETH・SOLの機関投資家向け商品、ステーブルコイン決済、セキュリティ対策の進展を確認したい一日です。

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