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【07/17】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向

【07/17】今日の仮想通貨ニュースまとめ|ビットコイン・イーサリアム動向

7月17日(金)の仮想通貨市場は、主要銘柄がそろって下落しました。ビットコインは63,789ドルで24時間マイナス1.52%、イーサリアムは1,863.02ドルでマイナス2.80%となり、前日まで維持していた節目をそれぞれ割り込んでいます。

SOL、XRP、BNB、DOGEも1〜2%台の下落となり、市場全体にリスクオフの空気が広がりました。ただし下げ幅は限定的で、急落というよりは高値圏での調整が続いている形です。

一方でニュース面は活発です。モルガン・スタンレー傘下E*TRADEの仮想通貨現物取引の全面展開、ビザのステーブルコイン決済基盤の提供開始、Tロウ・プライスによる業界初のアクティブ運用型マルチ銘柄現物ETFの上場、シタデル・セキュリティーズによるCrypto.comへの4億ドル出資と、大手金融の参入ニュースが続きました。価格の軟調とは対照的に、業界インフラの拡大は加速しています。

本日のマーケットサマリー

ビットコイン(BTC)の動向

BTC: 63,789ドル | 24時間変動: -1.52% | 64,000ドル台を割り込む

ビットコインは63,789ドルとなり、24時間でマイナス1.52%でした。時価総額は約1.28兆ドル、24時間出来高は約273億ドルです。

前日まで維持していた64,000ドル台を割り込み、65,000ドルの上抜けに失敗した後の調整が一段深くなりました。短期的には63,000ドル台前半で下げ止まれるかが焦点です。ここを維持できれば節目手前の押し目形成となりますが、63,000ドルを割り込む場合は62,000ドル台までの下値確認を想定しておきたい局面です。

週間で見ればまだ上昇分を残しており、トレンドが崩れたと判断するのは早い段階です。出来高を伴った反発が入るかどうかを確認したいところです。

JPモルガン、ストラテジーの現金増強をビットコインの好材料と評価

米投資銀行JPモルガンはリポートで、ストラテジーによるドル準備金の増強をビットコイン見通しの好材料と評価しました。現物ETFの資金フローが不安定ななかでも、先物市場への純流入が今週も続いている点に言及しています。

大手投資銀行が企業のBTC財務戦略を前向きに分析したことは、機関投資家の見方を示す材料です。ETFフローが読みにくい局面では、先物市場の資金動向が需給を判断する手がかりになります。

損失保有UTXOの増加は蓄積機会との分析も

オンチェーンデータでは、損失を抱えるUTXOと利益UTXOの比率が過去の下落相場に匹敵する水準まで上昇しているとの分析が出ています。アナリストは、この状態が長期投資家にとっての蓄積機会になり得ると指摘しました。

短期保有者の含み損が増える局面は心理的には重い一方、過去のサイクルでは底値圏の特徴と重なることが多かった指標です。価格の調整が続くなかで、長期資金がどこで買いを入れるかを測る参考になります。

Tロウ・プライス、業界初のアクティブ運用型マルチ銘柄現物ETFを上場

米大手資産運用会社のTロウ・プライスが、複数の仮想通貨を組み入れたアクティブ運用型現物ETF「TKNZ」をニューヨーク証券取引所アーカに上場しました。ビットコインに約41%、イーサリアムに約18%を配分する設計です。

単一銘柄のインデックス型ETFから、運用会社が配分を調整するアクティブ型へ商品が広がったことは、ETF市場の成熟を示す動きです。伝統的な資産運用会社が仮想通貨を通常のポートフォリオ商品として扱い始めており、中長期の資金流入経路が増える点はBTCとETHの双方に追い風です。

イーサリアム(ETH)の動向

ETH: 1,863.02ドル | 24時間変動: -2.80% | 1,900ドルのサポートを割り込む

イーサリアムは1,863.02ドルとなり、24時間でマイナス2.80%でした。時価総額は約2,249億ドル、24時間出来高は約99億ドルです。

前日まで維持していた1,900ドルのサポートを割り込み、主要銘柄のなかでも下げ幅が大きくなりました。次の下値メドは1,850ドル前後で、ここで下げ止まれるかが短期の分かれ目です。1,850ドルを維持できれば1,900ドル回復への切り返しが狙える一方、割り込む場合は1,800ドル台前半までの調整も視野に入ります。

前日は相対的な強さを見せていただけに、本日の反落で上値の重さが再確認された形です。BTCの下げ止まりとあわせて確認したい局面です。

E*TRADE、ビットコイン・イーサリアム・ソラナの現物取引を全面展開

モルガン・スタンレー傘下のオンライン証券E*TRADEが、ビットコイン、イーサリアム、ソラナの現物取引を対象顧客へ正式展開しました。取引手数料は50bpで、コインベースやチャールズ・シュワブを下回る水準です。

大手証券の顧客基盤が仮想通貨現物へ直接アクセスできるようになることは、ETHにとって重要な流入経路の拡大です。手数料競争が始まっている点も、個人投資家の参入ハードルを下げる要素です。株式口座の延長線で仮想通貨を売買する流れは着実に広がっています。

注目アルトコイン

SOL 75.28ドル、XRP 1.09ドル、BNB 572.04ドル、DOGE 0.07ドル

SOLは75.28ドルでマイナス2.55%、XRPは1.09ドルでマイナス2.34%、BNBは572.04ドルでマイナス1.39%、DOGEは0.07ドルでマイナス2.26%でした。

アルトコイン全体が主要2銘柄と連動して反落し、XRPは1.1ドルを割り込みました。BTCが節目を試す間は、アルトコインも方向感の出にくい展開が続きそうです。一方でSOLはE*TRADEの取扱銘柄に採用されており、BTC・ETHと並ぶ扱いを受けた点は中期的なプラス材料です。

インジェクティブ、米SECに移転代理人登録を申請

金融特化型ブロックチェーンのインジェクティブが、有価証券の所有権記録を管理する移転代理業務のSEC登録を申請しました。トークン化証券の発行・流通を規制対応型のインフラで処理する体制づくりを進めています。

ブロックチェーンプロジェクトが規制の枠内に自ら入りに行く動きであり、RWA・トークン化証券分野の競争が本格化していることを示すニュースです。

SBI、RWA大手オンドと戦略的提携

SBIがRWAトークン化大手のオンドとオンチェーン金融事業で戦略的提携を締結しました。日本の資産をトークン化してオンドのプラットフォームで提供することや、円建てステーブルコインの活用などが検討されています。

日本の大手金融グループがRWAの本流プレイヤーと直接組む形であり、国内資産のトークン化が具体的に動き出す点で注目度の高い材料です。日本市場にとっては、規制整備と実需の両輪が揃い始めたことを意味します。

規制・業界ニュース

ビザ、ステーブルコイン決済基盤を提供開始

ビザが金融機関・フィンテック企業向けのステーブルコイン統合基盤の提供を開始しました。約1万5,000の金融機関と2億超の加盟店を対象に、既存の決済・資金管理ワークフローへステーブルコインを組み込めるようにします。

決済ネットワークの中核企業が本番サービスとしてステーブルコインを扱う段階に入ったことは、この分野の実用化を大きく前進させる材料です。銀行やフィンテックが個別にブロックチェーン対応を開発しなくても、既存のビザ網を通じてステーブルコイン決済へ接続できるようになります。送金・決済分野の実需拡大は、市場全体の長期的な支えになります。

シタデル・セキュリティーズ、Crypto.comに4億ドル出資

米マーケットメイク大手のシタデル・セキュリティーズが、Crypto.comへ4億ドルを出資しました。評価額は200億ドルで、同社にとって初の機関投資家からの資金調達となります。調達資金はトークン化とデリバティブ事業の拡大に充てられる計画です。

伝統的金融の中枢プレイヤーが取引所へ直接出資する動きは、市場インフラの統合が進んでいることを示します。取引所が単なる売買の場から、トークン化やデリバティブを含む総合金融プラットフォームへ変わりつつある流れも読み取れます。

ポリゴン、決済事業への移行で人員削減

ポリゴンが、1月に締結した約2億5,000万ドルのCoinme買収などを背景に、事業の軸足を決済へ移す過程で人員削減を発表しました。レイヤー2の技術競争から、ステーブルコイン決済という実需分野へ戦略を絞り込む動きです。

チェーン間の競争が「技術力」から「どの実需を取るか」へ移っている象徴的なニュースであり、決済領域はビザの参入もあわせて主戦場になりつつあります。

まとめ・今後の注目ポイント

7月17日の仮想通貨市場は、BTCが63,789ドルでマイナス1.52%、ETHが1,863.02ドルでマイナス2.80%と、主要銘柄がそろって調整しました。BTCは64,000ドル、ETHは1,900ドルの節目をそれぞれ割り込んでおり、短期的にはBTCの63,000ドル、ETHの1,850ドルが下値の攻防ラインになります。

一方でニュース面は、E*TRADEの現物取引展開、ビザのステーブルコイン基盤、Tロウ・プライスのアクティブ型ETF、シタデルによるCrypto.com出資、SBIとオンドの提携と、大手金融の参入・提携が一日に集中しました。価格は軟調でも、仮想通貨が証券・決済・資産運用の本流へ組み込まれる流れはむしろ加速しています。

短期は節目割れ後の下値確認を慎重に見つつ、中期では機関投資家の資金流入経路が着実に増えている点を押さえておきたい一日です。

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